極楽浄土Ⅱ

【2016年】

浄土の六鳥

『仏説阿弥陀経』の中にはそれぞれ個性的に浄土を彩る六種の鳥がいます。
白鵠と孔雀は、視覚的な美しさによって浄土を荘厳し、鸚鵡と舎利は人語を解して仏法を奏で、迦陵頻伽は流麗な音声で三宝を荘厳し、共命之鳥はいのちの平等を体現しています。

鸚鵡(おうむ)

九官鳥の一種で、人の言葉を真似る鳥として有名です。そのことから仏典には鸚鵡と舎利の二種類の鳥は人の言葉を理解する賢い鳥とし、鸚鵡は仏法を説く鳥として浄土に飛んでいます。

舎利(しゃり)

人間の言葉を理解し覚える賢い鳥とされ、仏法を人の言葉で伝える賢い鳥として浄土にいるのだそうです。そのさえずる声がすべて仏法に鳴り響くのです。

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